交通事故症状解説第3弾 腰痛について
こんにちは。院長の小栗です。
本日は交通事故症状解説の第3弾ということで、交通事故の疾患で以外と多い「腰痛」について実際の臨床経験から通常の腰痛との違いを含め、簡単に解説したいと思います。
第一弾『全般症状』、第二弾『むちうち』も併せてご参考にしてください。
目次
- ○ 交通事故で起こる腰痛
- ・なぜ腰痛が起こるの?
- ・特徴
- ・治療法
- ○ まとめ
交通事故で起こる腰痛
交通事故においては、どこの痛みでも初期に骨や神経に異常がないかを調べることが重要となります。
当院でも初診時に少しでも痛みがあれば、整形外科を紹介し検査をうけていただきます。
これは治療を続けていく上や、終了の判断時に重要となってきます。
その中で腰痛で診断される疾患は、腰椎骨折、外傷性腰椎椎間板ヘルニア、腰部筋挫傷、腰部打撲、腰椎捻挫などがあります。
この中で、整骨院中心で治療を行うのは腰部筋挫傷、腰部打撲、腰椎捻挫となります。
なぜ腰痛が起こるの?
どなたでも簡単に想像がつくのは歩行時や自転車、バイクなどで事故に合って直接腰を打ったり、捻ったりした場合。
この場合は押さえたり、動かしたりして明らかな痛みを生じるため分かります。
簡単に想像がつかないのが車に乗車中で痛みが出た場合です。
腰はシートに固定されてるのにどうして痛みが出るの?
交通事故の衝撃は速度にもよりますが、数トン以上と言われています。そんな衝撃が乗車中の身体全体に加わると腰が痛くなってもおかしくないですよね。
運転中の姿勢を思い浮かべてみてください。おそらくシートに体がついている部分は腰・背中だと思いますが、衝撃はシートを伝って当たっている腰・背中にまず衝撃が来ます。
これこそが交通事故で腰痛が起こる理由です。
特徴
交通事故での外傷はスポーツでの外傷と似ています。
スポーツでも特に、相撲、ラグビー、アメフトなどはその典型例です。
スポーツ選手は身体を鍛えています。しかもほとんどが想定内での衝突によるものです。
しかし、交通事故は全く予想外に起こることもあります。
特に鍛えていない一般人が全く予期せぬ状態で衝撃が加わったとしたらどうでしょう。
直接だとしたら死んでもおかしくないですね。乗車中のように間接的だとしてもやはり大きなケガとなることもありますね。
また、精神的にも大きなダメージを受けます。
特に、被害者であった場合、「どうしてこんな目に・・・」と思ってしまうのも仕方ありません。
さらに、保険会社から「そんなに痛くないでしょ」的な対応をされたらどう思うでしょう?しかし残念ながら、そんな対応の保険会社もいるのです。
そんな時は治療に集中するために対応を弁護士に一任するのも一つの方法です。
そんな直接的、間接的衝撃の二つが加わることで交通事故の症状は治癒しにくいのです。
治療法
一般的には骨折や挫傷、打撲の場合、初期は安静しか出来ることはありません。
しかし、ケアトレ鍼灸整骨院では、骨折には骨癒合が30%促進されるというリーパスという機器での治療ができます。
また、挫傷や打撲も超音波治療で細胞レベルでの治癒促進ができます。
捻挫においては加えて手技治療やES5000などの特殊治療、鍼灸など痛みをとるための様々な方法があります。
これらを経験に即して組み合わせることで早期治癒を目指します。
まとめ
今回は交通事故で生ずる腰痛について考察してきました。
交通事故における腰痛もむちうち同様軽くみてはいけません。
しっかりと治療をし後遺症を起こさないことが重要です。
ケアトレ鍼灸整骨院では手技+最新機器を用い、単に痛みをとるだけではなく、完治を目指します。
不運にも交通事故に遭ってしまった際は症状の大小にかかわらず当院にご相談ください。