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よくある疾患シリーズ 第二弾 ヘルニアについて

ヘルニアと診断されても症状改善しないあなたへ

こんにちは。院長の小栗です。

本日はヘルニアについて解説したいと思います。

目次

ヘルニアとは

ヘルニアをイメージした画像

ヘルニアとは、体内の臓器などが、本来あるべき部位から「脱出・突出」した状態を指す用語です。
具体的には、腸、横隔膜、臍(へそ)、脳、椎間板などがあります。
整骨院でよく診られるのは椎間板と腸です。
椎間板は頚椎と腰椎が多くみられます。
腸は鼠径ヘルニアといい、外科の範疇ですが、股関節の痛みや違和感を伴うため整骨院でも診られるため、しっかりとした鑑別が必要です。
では、この3つについて診ていきます。

頸椎椎間板ヘルニア

頸部の神経根症状を表した図

頸椎椎間板ヘルニアは首の骨の間から出ている神経が椎間板のヘルニアによって圧迫され、頸部から上肢、手指までしびれや痛み、筋力低下などの症状を呈する疾患です。
確定診断にはMRIが用いられます。

原因は加齢による椎間板の障害ですが、椎間板に負担がかかる原因としては「ストレートネック」があります。ストレートネックは頸椎の湾曲の減少により椎間板にかかる負担が大きくなることが問題となります。
ストレートネックの原因としてはパソコンなどの事務作業の増加での姿勢の悪化、運動不足などで、いわゆる現代病とも言われます。
常に首肩中心の運動や姿勢を心掛け、負担のかからない身体作りを心掛けましょう。

治療には手術もありますが、予後や経過があまり良くないため、医師が強く勧めた場合や筋委縮などの強い症状が出ている場合を除き、避けた方が良いと思います。
症状改善まで、マッサージやストレッチで経過観察をお勧めします。

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアも頸椎椎間板ヘルニアと同様椎間板ヘルニアによる神経の圧迫による疾患です。
腰椎椎間板ヘルニアの主症状は下肢のしびれや痛み、筋力低下であり、腰痛ではありません。
腰痛は筋肉の疲労や関節の炎症によっても生じますので、腰椎椎間板ヘルニアでの腰痛は副産物であり合併症状です。

治療は頸椎椎間板ヘルニアと同様手術もあります。
腰椎椎間板ヘルニアの手術は頸椎椎間板ヘルニアより、予後は良好ですので、しっかりとした診断と医師の判断によっては手術を選択するのもありだと考えます。
もちろん、マッサージやストレッチでも症状改善は見込めますので、そちらを第一選択とするのをお勧めします。

鼠径ヘルニア(脱腸)

鼠径ヘルニアは、腹腔内容物(腸管や脂肪)が、弱くなった腹壁を通じて飛び出す状態のことで、いわゆる脱腸です。
原因は慢性的な鼠径部への圧力に加え、加齢による腹壁の脆弱化によるものです。

治療は手術が第一選択となります。予後も良好で特別なリハビリも必要ないため、確実な診断が出た際は手術をお勧めします。

ですが、ここで問題なのは初期のうちは筋肉痛や股関節炎などと鑑別が難しいことがあります。
私たち医療従事者も多くの筋肉痛や股関節炎の中に潜んでいる鼠径ヘルニアを考えながら治療にあたることが大切です。
また患者様においても、マッサージやストレッチで改善がみられない場合は外科などの他の医療機関で診てもらうこともお考え下さい。

当院でのヘルニアの考え方と対処法

ヘルニアに対する考えたかと対処法

当院ではまず、『診断に勝る治療なし』の考え方から徹底した診断をします。
と言ってもレントゲンやMRIがあるわけではありません。しかし、整形外科勤務時代の膨大な経験から徒手検査を丁寧に行うことで診断は可能だと考えます。
また、確定診断や手術が必要な場合は整形外科に対診も行います。

鼠径ヘルニアと判断した場合はすぐに病院を紹介します。
椎間板ヘルニアと判断した場合、当院での治療の適応かを判断します。

椎間板ヘルニアの中でも症状が筋肉痛や関節炎を合併している場合も多く、その筋肉や炎症を抑えることで症状が改善します。
整骨院ではヘルニアそのものにはどうすることもできませんが、症状改善を継続していくことで、ヘルニアそのものの症状も自然治癒力により改善していきます。

まとめ

ヘルニアには椎間板だけでなく、鼠径(腸)はじめ、様々な種類があります。
その中で多いのが、鼠径ヘルニアと椎間板ヘルニアです。
鼠径ヘルニアはまず手術、椎間板ヘルニアはまず保存療法、最終的に手術と考えてください。

椎間板ヘルニアはヘルニア以外の合併症状が多く、マッサージやストレッチ、鍼治療などで症状は改善することが多いです。

ヘルニアはしっかりと診断、治療をすれば怖い疾患ではありません。
早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けてください。

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