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よくある疾患シリーズ第三弾 変形性膝関節症

膝の痛み 変形性膝関節症

こんにちは。院長の小栗です。

今回第三弾は高齢者(特に女性)の皆様の特に多いお悩みの膝疾患について、対処法、手術、サプリメント等医学的見地から解説したいと思います。

 

目次

変形性膝関節症とは

変形性膝関節症とは、加齢により膝の骨や軟骨が変性し膝が変形したり、痛みを伴う疾患です。
罹患者は2,530万人(50代以上の2人に1人)とも言われ、男女比は3:7で女性に多い疾患です。
この疾患は、加齢にが主な原因であるがゆえに、簡単には良くならず、手術を選択する人も多い疾患です。
では、この疾患についてもう少し詳しく解説します。

原因

変形性膝関節症の原因を表した画

変形性膝関節症の原因の第一は長年の膝の負担による骨や軟骨、周囲組織の変性です。
その変性を助長させるものに過負荷、体重、筋力低下、膝の大ケガなどがあります。

また、女性は閉経後ホルモンのバランスが崩れ、骨を作るホルモンより壊すホルモンが優位になってしまい、骨密度が低下し、このことが変形を助長させます。

若い頃に膝の安定性に関わる半月板や軟骨、靭帯などの手術をするような大きなケガをした場合、安定性を欠いたままであるため、その後の変形に大きく関わります。

症状

変形性膝関節症の症状は大きく2つ、痛みと変形です。
初期は見た目の膝の変化はなく、違和感や立ち上がり時等の痛みのみです。
中期には膝が太くなる、O脚(X脚)などの変形や正座が出来ないなどの可動域制限、歩行時の痛みなどが現れます。
また、膝の炎症に伴い水腫(水がたまる)が生じます。
後期には変形の程度や、痛みが強くなり、日常生活にも支障をきたすようになります。

治療

変形性膝関節症の治療

変形性膝関節症の治療は保存療法と手術療法があります。

手術をしない保存療法には、薬物療法(服薬や関節注射)、運動療法、マッサージなどがあります。

関節注射は膝関節内にヒアルロン酸を注射し、関節内の摩擦軽減と緩衝材としての目的で使用します。
痛みの強い場合は合わせてステロイドを同時に注射する場合もあります。
ヒアルロン酸注射は、週1回の投与を3〜5週続け、その後は効果に応じて2〜4週に1回というペースで行われるのが一般的です。

保存療法としては運動療法も推奨されています。運動療法には膝の状態によって様々ありますので、どんな膝の状態でも出来る運動があります。


マッサージやストレッチは膝を支える筋肉の状態を良い状態に戻す役割をします。
疲労した筋肉では十分に膝を支えることが出来ません。

手術療法には傷んでいる軟骨や半月板をとる半月板・軟骨切除術、骨の形を変えて骨の隙間を作る高位脛骨骨切り術、変形した骨を人工物に変えてしまう人工関節置換術があります。
手術選択時は医師と十分に相談の上判断してください。
できればセカンドオピニオンをお勧めします。

サプリメントや健康補助食品の摂取について

変形性膝関節症のサプリメントの効果

最近では膝の痛みに対してグルコサミンやコンドロイチンなどのサプリメントを飲むことが当たり前のようになっています。間違いなくCMの影響でしょう。
しかし、サプリメントを摂取しても膝の軟骨は増えないことは科学的に証明されています。
膝の軟骨には血管がほとんどないため、摂取した栄養が軟骨には届きません。
CMでもよく聞いてみると軟骨が増えるとは言っていません。

ではなぜ皆さん飲むのでしょうか?
それは実際に痛みが取れた人がいるからです。
なぜ痛みが取れるのかは明らかではありませんが、プラシーボ効果(思い込み)、自然治癒とかさなった、他の治療の効果、偶然などが考えられます。

グルコサミンやコンドロイチンなどは成分としては悪いものではないため、以上のことをしっかりと理解した上で飲む分には良いと思います。
ただし、いくら良い成分でもサプリメントの過剰摂取には注意が必要です。
過剰な分は肝臓などの臓器によって排出しなければなりません。
よって過剰摂取は消化器官に負担をかけることになります。
投薬中の方や他のサプリメントを飲んでいる方は特に注意が必要です。
 例:ワーファリン(血液さらさら)の作用を強める
気になる方は薬剤師に相談することをお勧めします。

まとめ

変形性膝関節症の病期とその症状

変形性膝関節症は高齢者の2人に1人が罹る疾患です。
治療法も確立されています。
しかし、簡単に治る治療法はありません。
どの治療法を選択するかは患者様自身が判断しなければいけません。
信用できる医師や医療関係者と相談し、適切な治療を受けてください。

私も整形外科勤務が長かったのである程度治療やリハビリについてアドバイスも可能です。
お困りの方はぜひ一度ご相談ください。

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