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スポーツ障害シリーズ 第三弾『腰椎分離症』について

腰痛の症状でお悩みの方へ

こんにちは。院長の小栗です。

今回は腰椎の疲労骨折でもある『腰椎分離症』について治療法を含め、分かりやすく解説したいと思います。

目次

腰椎分離症とは?

腰椎分離症

腰椎分離症とは、背中を反らす動作や体をひねる動作を繰り返すことで、腰椎の後方(関節突起幹部)に亀裂が生じ、 疲労骨折が生じている状態です。
成長期では骨の構造が弱いため、 スポーツを行っている小学生~高校生に発症することが多く、特定方向への動作を繰り返すスポーツ(野球・サッカー・バレーなど)で、 発症しやすいとされています。

原因

腰椎分離症の原因

骨が未発達な成長期において、野球、サッカー、バレーボール、バスケットボール、ラグビー、柔道など、身体の前後屈や腰のひねり、ジャンプからの着地といった動作を繰り返すスポーツの過度な練習が原因となるケースが多いです。
10〜15歳の男児に多く、一般人の約5%、スポーツ選手では30〜40%が分離症を起こしているといわれています。ただし練習し過ぎると必ず発症するわけではなく、身体が固いなどの体質的な要因も影響すると考えられています。

症状

腰椎分離症の症状

腰椎分離症の症状は背中を反らす動作で腰痛を訴える事が多く、腰痛が 2週間以上続く場合は腰椎分離症を疑う必要があります。
また、狭い範囲にズキッと響く痛みが特徴的で分離高位の腰椎に叩打痛、圧痛を認める場合があります。
安静にすると1ヶ月ほどで症状は落ち着いてきますが、癒合していない場合、将来的に腰椎椎間板ヘルニアや腰椎辷り症になる可能が高くなります。
そのため早期に MRIなどの診断が必要となります。

診断

腰椎分離症のCT画像

診断は主に問診と理学所見及び画像所見(レントゲン、 MRI、 CT)にて行います。
問診:痛みはいつからあり、どこの痛みなのか、何をすると痛いのかなど症状について詳細に確認します。
理学所見:反る・捻る際の痛みや腰椎を押した時の痛み、腰椎を叩いた時の痛みなどを検査します。
レントゲン検査:骨折の有無を確認します。レントゲン上で診断できる分離症に関しては、比較的時間の経過しているものと言われています。(骨癒合が得られにくい)
MRI検査:局所の骨髄浮腫を確認し初期分離症の発見を行います。
CT検査: MRI後、進行度合を判断する目的に行い、 1回目の CT検査の後は、骨癒合の経過をみる為に 2~ 6ヵ月後、再度 CT検査を実施します。

治療

腰椎分離症の病期による骨癒合期間

治療は分離の状態によって変わります。
分離初期から進行期は骨癒合の可能性が高いため、全ての運動を中止し、骨癒合に努めます。
期間は経過を診ながらになりますが、3ヵ月~6ヵ月となります。
終末期は骨癒合が得られる可能性が低いため、安静期間は痛みが引くまでとし、通常の腰痛治療を行います。終末期であっても15歳未満の若年者の場合、骨癒合が得られる可能性があるため運動を中止し、癒合を目指す場合もあります。

まとめ

腰椎分離症を考える

腰椎分離症はどちらの治療を選択するのかがとても重要となります。
治療開始からスポーツ完全復帰まで半年~1年を要します。
治療が学生スポーツ最後の期間にあたってしまった場合、スポーツの継続か中止かを判断するのが大変になります。
現在の目標を達成することに重点を置くか、将来の腰痛予防に重点を置くか非常に迷います。
当院では、患者様、ご家族がどちらを選んでも納得がいくようしっかりと情報提供をさせていただきます。
現在治療中の方もお話だけでも結構です。お気軽にご相談ください。

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