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よくある疾患シリーズ第五弾『関節リウマチ』について

関節リウマチについて

こんにちは。院長の小栗です。

今回は名前はよく聞くけど分かりにくい関節リウマチについて素人の視点から分かりやすく解説したいと思います。

目次

関節リウマチとは

関節リウマチ

関節リウマチは日本で70万人以上が罹患している疾患です。
男女比は1:3~4と女性に多い疾患です。

関節リウマチの病態は、自己免疫疾患と考えられています。

自分の身体の一部を自分のものではないとして、これに対する抗体をつくって反応をおこしてしまい、このために関節液をつくる滑膜という組織にリンパ系細胞が集まって反応がおこります。そして、滑膜はさまざまな破壊物質の産生工場となって、しだいに自分の軟骨や骨を破壊してゆきます。

重症の場合には、関節は固まったり、逆にゆるんで大きく変形したりします。そして最終的に関節が破壊されつくすと、変形を残して炎症はおさまります。

遺伝的要因や細菌・ウイルスの感染などが考えられていますが、原因はまだよくわかっていません。

症状

関節リウマチの症状

最初は両方の手や足の指の関節が対称的に腫れて、とくに朝、こわばるようになります。
また、人によっては膝関節や股関節など大きな関節にも病変が進み、水が溜まり、動きにくくなり、痛みのために日常生活に困難をおぼえるようになります。

どの年代でもおこりますが、特に30~40歳代の女性に多く発症します。
軽症の人もいれば重症の人もいて症状も多彩です。

関節リウマチは、関節だけの病気ではなく全身病ですので、貧血症状がでたり、体がだるくなったり、微熱がでることもあり、こうなると症状が悪化します。

全身の関節に進行していく病型の患者さんの場合、指や手首の関節が破壊され、指が短くなったり、関節が脱臼して強く変形することがあります。足のゆびにも変形がおこります。

全身の関節に進行していく病型の患者さんの場合、一番こわいのは、首の一番上の部分で背骨が前にずれてしまい、脊髄が圧迫され、手足が麻痺したり、呼吸がしにくくなる場合があることです。

重症化を防ぐ上で早めの診断・治療が必要です。

治療

リウマチの治療薬

関節リウマチの治療は薬物療法が基本となります。
あわせてリハビリや運動療法も行われますが薬物療法を外すことはできません。

現在、関節リウマチを完治させる薬はありませんが、進行を遅らせる薬の発展はめざましいものがあり、早期発見であれば日常生活に支障が出るまで進行することはほぼなくなっています。

治療薬の中心となるのはDMARD(疾患修飾抗リウマチ薬)のメトトレキサート(リマチル、アザルフィジン、リウマトレックスなど)。メトトレキサートで効果が得られない場合には、レミケードなどの生物学的製剤を追加するのが一般的です。

各治療薬には副作用がありますが、種類も豊富ですので必ず自分に合う薬があるはずです。
薬物治療をあきらめたり、嫌がったりせず根気よく続けることが、10年後、20年後の予後につながりますので担当医としっかり相談して治療していきましょう。

まとめ

関節リウマチ早期診断基準

関節リウマチは完治させることはできませんが、診断基準も改訂され、より早期に治療を開始できるようになり、進行を止めることはできます。

朝の手のこわばりや関節痛(手指など)を感じた場合は大したことがなくてもリウマチ専門医(整形外科が多い)の診断を受けることをお勧めします。

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